レッスンの種類

レッスンには、いくつか種類があると思います。

師事している先生の通常レッスン、初めましてや時々見ていただく先生のレッスン、コンクールや本番前のリハーサルレッスン(ホールレッスン)、海外から来た教授やピアニストのレッスン‥

受講する側は、それぞれのレッスンの特性や役割を認識することで、そのレッスンからより良い学びを得ることができると思います。

例えば普段見ていただいている先生とは、曲の基礎的な部分を作り上げ、マスタークラス的なレッスンでは、さらに深いことを学べるように仕上げた作品を持っていく。海外の先生だと、その先生の得意な分野や出身国の作品(例えばマズルカのような特殊な舞踊は、ポーランドの先生の方が心身共にマズルカを理解しているはず)を持っていくなど工夫した方が良いと思います。

またレッスンは、いかに短時間で言われたことを理解できるか実践できるかも重要です。レッスンを受けながら楽譜に書いていくのはもったいない。それは録音して復習すればよいので、先生に言われたことを超高速で考え、耳で目でしっかりとらえて、感覚的に感じることも重要です。

レッスンする側の先生にも、色々なタイプがいると思います。

話術・ピアノの演奏で人の心をつかむのが得意な先生は人気が高いですが、感覚に訴える部分が多いため、感覚が目覚めて大きく化ける子もいれば、「レッスンの時は上手に弾けるようになったのに‥」など学びが定着しない子もいると思います。パフォーマンスよりも楽譜の内容を伝える理論派の先生もいます。子供には難しくて理解しにくい場合は、先生や親御さんのサポートが必要になりますが、その分定着しやすくもあります。

先生のタイプが予めわかっていれば、持っていく曲も選択しやすいかもしれませんね。

ちなみに私は後者だと思います。前者の方が羨ましくもありますが、地味にコツコツ積み上げるレッスンしかできません。魔法はかけられませんが、他の曲でも応用できるように心がけています。

次回のマスタークラスは、6月4日藤沢(神奈川)、9月9日那覇(沖縄・室内楽企画参加者のみ)です。よろしくお願いいたします。


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